2010年02月03日

そり作り

 
米袋とダンボールを使った“そり”作りをしなければならなかったので、絵にちょっと凝ってみた。

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『仮面ライダー響鬼(ヒビキ)』に登場する轟鬼(トドロキ)です。
間違っても鬼轟と読まないように。特に作家志望者はね(笑)


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前回はオートボットとディセプティコンのマーク。

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その前はスポンジボブだった。

わたくしは、こういうことに凝ってしまうタイプの、ちょっと困ったおとうさんなのでした。
 
 
posted by 末広亭柏倉恭三 at 15:37| Comment(0) | 父子鷹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

弘前劇場公演2010 『三日月堂書店』

 
弘前劇場公演2010 『三日月堂書店』

作・演出/長谷川孝治


design & artwork = espace(hirosaki)

CAST/
福士賢治―――大石俊夫(前科二十三犯)
柴山大樹―――元木将兵(大学講師)
永井浩仁―――木下和太郎(自称探偵)
高橋淳――――一戸進(三日月堂書店店主)
林久志――――中本透(高校教員)
田邊克彦―――千葉春男(大学生)
長谷川等―――中本隆司(透の父)

小笠原真理子工藤さなえ(一戸と同居中の女)
濱野有希―――浜中香織(大学助手)
平塚麻似子――山田喜美子(大学生)
国柄絵里子――(高校教員・大石の娘)

STAFF/
作・演出―-長谷川孝治
舞台監督野村眞仁
照明―――中村昭一郎
音響―――伊藤和人
舞台美術鈴木徳人
宣伝美術デザイン工房エスパス
制作―――弘前劇場
協力―――原島正治(囃組)

平成21年文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

――――――――――――――――――

キャストに“高橋淳”の名を見つけると、得をした気分になるのはわたくしだけだろうか。

あるシーンで、福士さん、長谷川等さん、高橋さんが揃う場面があった。濃密すぎる空間である。なんなんだ、この一見フツーのオッサンどもが醸し出す匂いは。
そこに成長著しい若手の林さんもいたのだが、ヒロゲキの看板を含む三人の圧倒的な存在感に、影も薄くなる。

目の前で、さまざまな人々の心の機微が交差する。脚本も素晴らしいのだが、脚本を全て理解している演出(作・演出が同じ長谷川孝治さんだから当然なのだけど)と、それに応えられる演技力が、虚構に説得力を与えるのだろう。

わたくしは椅子席最前列の右端に座ることが多い(前のほうで観たいが、身体がデカいので後のかたの邪魔にならないよう端に座る)のだが、今回はこの席でいいモノをたくさん観られた。

淡々と和文タイプを打つ一戸を見つめるさなえの表情。
さなえの向こうにあるものを見つけた一戸の表情。
大石を見つめる一戸の表情。

今回はこの辺にヤラレまくった。

昨年11月にヒロゲキを観て、それからわずか二ヵ月後にもヒロゲキを観られるシアワセ、そしてキャストに“高橋淳”がいたシアワセ。

シアワセだった。



ということで、批評どころか感想にも程遠いレビューでございました。

次のヒロゲキ札幌公演は3月13日(土)〜14日(日)、琴似のコンカリーニョにて『夜のプラタナス』です。

まったくもってシアワセな春なのだ。



よく受付にいる制作担当のスタッフさん(女性)についてなのだが、今回、ZOOの扉を開けて彼女が目に入った途端、なんというか可愛らしさ度が妙にアップしているなと。しかし役者さんでもあるし、今回の役柄のメイクかなとも思いつつ、フツーに受付をしてもらいながら近況をお聞きしたところ、可愛らしさ度アップは内面から滲み出るシアワセの効果でもあるのだと納得しちゃうお話なのであった。

ということで、本日は25日に面接してもらった先から断られる連絡などもあったが、トータルするとシアワセが勝った素敵な一日なのであった。
 
めでたしめでたし。
 
 
posted by 末広亭柏倉恭三 at 23:59| Comment(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月22日

プーやんが死んだ

 
朝起きたら、プーやんが冷たくなっていた。
昨夜、1時過ぎにおしっこをさせ、撫ぜながら寝かしつけたのが、プーやんと触れ合った最後だった。

妻が泣き、息子も泣いていた。

「プーやんは天国へ行ったの?」と息子が訊くので、そうだよと答える。
そこは犬とか猫の天国なのと訊かれ、きっとそこは、人間もペットたちも、死んだらみんなが行くところなんじゃないかなと答えた。
だから、あと何年も何十年も経って、おとうさんやおかあさんや笙くん
が死んだら、またみんなで一緒に暮らせるんじゃないかなと続けた。
そして息子は、「じゃあプーやんも他のみんなも寂しくないんだね」と言った。

本当にそうなら良いと思う。
そういう場所が、どこかにあるのだと信じたい。

息子を学校へ送り出し、それからわたくしも泣いた。
妻はわたくしが泣くところを初めて見たので、驚いていた。

息子が学校から帰ってきてから、今度は三人で泣いた。
息子もわたくしが泣くのを見て驚いていた。


プーやんを環境衛生センターへ連れて行く時間になった。
三人で代わる代わるプーやんを抱きしめ、さようならと、ありがとうを言う。

センターに到着してから、おやつとドライフードとオモチャを一緒に入れ、白いシーツでプーやんを包み込む。
焼場の横に慰霊碑がある。
遺骨は合同葬になるのだ。
センターが開いてさえいれば、いつでもお参りしていいそうだ。
プーやんの兄弟犬のマッキーも、ここに眠っている。

三人だけの家に帰ってきてから、みんなでまた少し泣いた。
それから居間の目立つ場所に、家族全員で撮った写真を飾り、その前にプーやんの首輪を三つ、成長ごとに替えていった三種類の首輪を置く。


犬とはいえ、老後の介護は大変だった。
しかし、辛かったことよりも、楽しかったことしか思い出さない。

プーやんがいて、わたくしたちは誰よりも幸せだった。
そして、傍らに犬がいるという幸せを、わたくしたちは知っている。


だから、もうプーやんがいないことが、たまらなく寂しい。


子犬だった頃のプーやん





『天国の犬』.ppt

短大の頃に作った作品です。閲覧にはMicrosoft PowerPoint、またはPowerPoint Viewerが必要です ) 
 
 
posted by 末広亭柏倉恭三 at 20:05| Comment(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月17日

わたくしは、長谷川孝治を憎む者である

 
 言葉は「私」の誕生以前に存在していた。私たちがその言葉を使っているのではない。言葉が私たちを駆使しているという認識が私にはある。どうしても抜きがたくある。人間は言葉でやはり出来ている。

『地域と演劇 弘前劇場の三十年』長谷川孝治著より


この『地域と演劇〜』は、寿郎社WEBSITEに連載されていた随想録の単行本化である。わたくしは連載時、夢中になって読み込んでいた。そしていつものように、著者や版元の思惑とは全く違う方向へジャンプをし、その捩れた思い込みで理解したつもりになり、この日記を書くのである。

弘前劇場を初めて知ったのは、2006年初春の公演『職員室の午後』からである。それまで演劇というものに触れたことはほとんど無かったわたくしは、こんなに面白いものなんだと驚いた。そして、打ち上げでのスタッフさんや役者さんとのお喋りでは、その普通さにも驚いた。いや、少しのキレっぷりはあったけれども。
その年の夏から秋の公演『夏の匂い』で表現された全てを観て、わたくしは弘前劇場に完全にハマった。

好きな劇団の作家が書いた本だから読むのか。劇団の“それまで”を知りたくて読むのか。あんな作品を書きたいと思うから読むのか。寿郎社の本だから読むのか。
どうも、どれも当たっているようで外れているようなやっぱり当たっているような、つまり自分でもこの本を読む理由をここに書きたくないのだ。ただの日記なのに。

書きたくない理由はただひとつ。
連載中に感じていたことがある。わたくしがヤラシイことと焼肉食べ放題のこと以外にいつも考えている何かの問題の何かの答えが、ここにあるような気がしていたのだ。何の問題かは、いつも考えている人にしかわからず、何の答えがあったかも、いつも考えている人にしかわからない。そして、読み進んでいくうちに、わたくしの頭の中にかかっていた靄が晴れていくのを感じる。
なぜ靄が晴れたのかを書きたくないのだ。
ただそれではあんまりなので、冒頭に引用した文章を全身全霊で読み込んで欲しい。“言葉を書く人”は特に。

――人間は言葉でやはり出来ている――

ここでわたくしの頭の中の靄の向こうでは、小肉中背の初老の男がよっこらしょうと立ち上がり、何か風呂敷みたいなものを両手に拡げ、パンッ! と埃をはらったらアラ不思議。靄が晴れちゃったんだなあ。

これが「やはり人間は言葉で出来ている」だったとしたら、わたくしはこの本を誰かにプレゼントしただろう。「まあまあおもしろかったから読んでみれば」と言いながら。そうではなかったので、わたくしはこの本を誰にもあげない。出来れば宣伝もしたくない。
そしてわたくしは、こんな言葉を使った長谷川孝治を憎む。
そして、劇場の受付の横で佇んでいる長谷川孝治を見かけても、抱きつくわけでもなく、賛辞を贈るわけでもなく、ただいつものように目を逸らしながらちょこっと頭を下げて挨拶したようなふりをして、いつものように無視されるのである。

弘前劇場の三十年――これは決して過ぎ去った三十年を思い返して書かれた本ではない。長谷川孝治が三十年間考え続けてきたことと、これからも考え続けることが書かれた本であった。

言葉を使うすべての人は、長谷川孝治を憎むべきである。
 

posted by 末広亭柏倉恭三 at 22:28| Comment(0) | 寿郎社の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

ふすまとぐちに佐藤夫妻

 
11月24日午後、角型2号封筒の郵便が届いた。
一昨日、とある会社の求人に書類応募しており、まさかその返信(書類応募を郵送で返されるのはモロ不採用)が速達で? いやん……と激しく身悶えする。

が、宛名の文字――味のある手書きフォントのような、毅然とした可愛らしさのある整った文字――に見覚えがある。
裏を返すと差出人の住所は青森県青森市、名は“乗田夏子劇団野の上)”であった。

乗田さんとは、弘前劇場に在籍していた頃から、彼女が制作を担当していたこともあって、チケット予約の際や台本購入などで、遣り取りをする機会が多々あった。
おそらくどこの劇団でもそうなのだろうけど、特に弘前劇場の制作担当には“全方位気配り型”の女性劇団員が配置される場合が多いようで、歴代の“せいさくのおねえさん”にわたくしは良いイメージしかない。
問い合わせや確認のメールでも、当日の“もぎり”でも、劇が終わったあとのちょっとした会話などでも、いつでも親切に接してくれる。これは当たり前のことかもしれないが、嬉しいことである。芝居そのものの面白さがリピート理由の第一位ならば、スタッフの対応の良さは第二位に来るのは間違いない。

で、その封筒である。
以前、乗田さんが出られている青森テレビ『おしゃべリハウス』の水曜日レギュラーコーナー『きょうも佐藤夫妻』のDVDを送っていただいたことがあり、字幕スーパー無しではあったが、青森地方の言語(“腹式呼吸のフランス語”といった趣)をなんとか理解し、非情に面白く拝見したことがあった。
そこで今回はその続きのDVDを送ってくれたのであった。
今回はなんとDVD二枚組で、横浜聡子(激カワ)監督作品『ウルトラミラクルラブストーリー』の公開に併せた特番や、乗田さんも所属する劇団野の上の“看板”である山田百次さん緊急出演の回も収録されるという、内容の濃いモノとなっていた。

さて、その『きょうも佐藤夫妻』とは、渡辺源四郎商店のささきまことさん演じる佐藤まことが夫、その妻、佐藤チネを乗田さんが演じ、基本この二人が畳と卓袱台だけのセットで繰り広げるシチュエーションコメディである。
この軽演劇の何がおもしろいかというと、まこととチネの、どの夫婦にも心当たりのある遣り取りはもちろんなのだが、今回特に笑ったのが、同番組エンディング(かな?)での、チネのアドリブによる佐藤夫妻像の設定であった。

例:

司会「お二人のご家庭にペットはいるんですか」

チネ「あっ、猫がいます!!」

まこと「……(唖然とした表情で乗田を見つめる)」

佐藤夫妻のコーナーがレギュラーとして確立されると共に、まこととチネのキャラクター背景も確立されていったのだが、細かい設定は特に無かったようで、どこかで一人暮らしをしている長女の“あさみ”(たぶん美人だとわたくしは思う)の存在までの設定はあっても、次女の“さちこ”(たぶん眼鏡っ子だとわたくしは思う)の存在はチネしか知らなかったらしく、更には“飼い猫”の存在まで明らかになったのである。
ささきまことさんの(そうゆう設定、いまここで決めちゃうんだ……)とでも言いたげな素の驚きの表情が面白いのである。

佐藤夫妻の面白さの片鱗をひとくち味わっていただいたところで、DVD二枚に角型2号(A4サイズ)封筒を使うわけも無く、DVDにはこの嬉しいフライヤーが同封されていたのであった。

.jpg ふすまとぐち裏.jpg

全国的に役者として認知される前に青森県のお茶の間で“佐藤夫妻にそこはかとなく絡む若い男”として認知されるかもしれない山田百次さん率いる、『劇団 野の上』の旗上げ公演チラシである。

さて、その山田百次さんであるが、佐藤夫妻と初絡みとなった出演時のエンディングで、司会のアナウンサーに「山田さんは何者なのか」と問われた際、ここは「母と原宿を歩いていたらスカウトされまして」とか「女友達が勝手にジュノン・スーパーボーイコンテストに応募して」とかのギャグを言うべきだったのではないかと思うのだが、それでなくともモモジさんの二枚目好青年ぶりに、(エッ、それってギャグじゃなくてもしかしたら本当かも)などと池田麻美様が一瞬でも思っちゃったりしたら腹が立つので、「俳優で演出家です」と真面目に答えて正解だな(上から“妬み目線”で)。

と、褒めてるのか貶してるのかわからんわたくしの薄バカ説明はこれくらいにして、山田百次を筆頭に、乗田夏子、わたくしは『臭い女』でしかその演技を知らないが、その一本で強烈な存在感を残した藤本一喜、そして“青森の時東ぁみ”との異名をとる眼鏡っ子・鳴海まりかを擁する『劇団 野の上』は要注目なのでありました。
 
 
posted by 末広亭柏倉恭三 at 17:32| Comment(0) | 連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする