2005年10月25日

仮面ライダー響鬼「三十七之巻・甦る雷」

斬鬼(ザンキ)を演じる役者、松田賢二氏の引き出しの多さと、彼自身の魅力で何とか見られたかなと。

私も妻もザンキさんの大ファンではあるが、私個人的には、このような形のザンキさんの物語を見たいとは思っていなかった。
私が最も見たかった物語は、轟鬼(トドロキ)との出会いを絡めた物語である。

トドロキこと戸田山青年が、警察官という(おそらく彼にとっては天職であったろう)職を捨て、何故、猛士という裏の組織の一員になり、異形の鬼を生業に選んだのか。
そして、割り当てられたのか選ばれたのか、何故、代々その名を受け継がれる『斬鬼』の弟子と成ったのか。
それからの日々。
これを描ききれれさえすれば、これこそがまさに『響鬼・外伝』と成りえたのではないかと思う。

言いたくはないが、新体制になってから、そのキャラクターを都合良く変えられたトドロキには、いや、都合良く変えても何とも思わない一部の現スタッフには、もうこの物語は望めそうもない。
あのトドロキが、「斬鬼」の名の下に代々受け継がれる業物・烈雷の手入れを怠るわけが無く、しかも簡単に放り出して、新しい得物に飛びつくわけが無い。
鰹と恋愛の鬼を描いて、何の意味があったのか。

「三十七之巻」のレビューに全くなっていないついでに書くが、もう二度と描かれそうに無いのが、『明日夢(アスム)と努(ツトム)の物語』である。
鬼になるべく修行をするも、置き去りにしてはいけないものの為に中途断念せざるをえなかった努は、もう一人の明日夢ではないのか。
しかし、努はもう出演の機会が無さそうな気がする。
違う道に進むことを決めたとは言え、猛士にいた日々を忘れず、ヒビキさんら鬼たちのように、自らの裡に絶対的な価値観を持ち、日々精進を怠らないであろう努は消え、相対的な価値観しか持てず(現段階では)、自分の得意分野でのみ他人に勝つことを至上とする桐谷京介がいるからである。
「三十之巻」以降の新体制は、『響鬼』というドラマで何をしたいのか、子供達に何を伝えたいのか、全く理解できない。
今のところは。

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なんというか、全くもって本当に「三十七之巻」のレビューにならなかったので、ついでに父子鷹(“おやこバカ”と読む)ネタ。


『ヒビキごっこの前に役柄決め』

息子タン「ショウくんねえ、エイキしゃん」
わたくし「おとうさんは?」
息子タン「おとうしゃんはねえ、イブキしゃん」
わたくし「おとうさん、ザンキさんが良いなあ」
息子タン「じゃ、おとうさんはザンキしゃん」
わたくし「おかあさんは?」
息子タン「おかあしゃん、トウキしゃん」
わたくし「おかあさん、太ってるからトンキさんだ」
息子タン「ちがうの、おかあしゃんは、トウキしゃん!」
わたくし「仮面ライダー豚鬼!!トンカツ食ってトンキさんだ!わはは!!」

トンカツを食べたい時に食べられるって、シアワセですねぇ。
posted by 末広亭柏倉恭三 at 23:01| Comment(4) | TrackBack(4) | 父子鷹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。感心しながら読ませていただきました。

戸田山青年が鬼となることを決意する話、是非見てみたかったですね。鬼たちがいつ鬼と出会い、そして人を捨てて鬼となることをなぜあえて選んだのかという理由あるいはその覚悟については、当然一人ひとりに物語があるわけで、それらの背景を丁寧に描いたのならどれも深い話になることでしょう。
鬼にはなれなかったが、人の身でその道を目指している努という少年が出てきたことで、そこらへんが追々語られるのではないかと期待をしていたときもありましたが、話は別の方へ向かっているようですね。年齢的にも立場的にも響鬼と明日夢の中間に立っている彼が登場したときは、絶対キーパーソンだと信じていたのに…。
Posted by mk.com at 2005年10月26日 13:06
mk.comさん、
初めまして。お返事が遅れて申し訳ありませんでした。

思うのですが、響鬼という物語は、悪が滅びてめでたしめでたし、というような、ありきたりな結末は無くて良いんじゃないかなと。
謎の男女は何百年も前から生き続けてて来たのだろうから、この先も魔化魍を生み出し、猛士はそれと戦い続けて行くと。
だからこそ、この一年間は、明日夢の成長物語として人物をしっかりと描いてほしかった。
そして外伝的にトドロキこと戸田山青年らのエピソードなどちりばめてくれれば・・・と。
そんな仮面ライダーもアリじゃないかなと、そう思っていました。
それが今では真の主人公だった明日夢も、その他大勢のようになってしまって・・・まだ現スタッフに希望を持ちたいと思ってはいるのですが、彼らに我々のそういう想いは届くのでしょうか。
Posted by 柏倉末広亭 at 2005年10月29日 20:13
はじめまして。
コメントとTBをしていただき、ありがとうございます。
この記事を読んで、『これぞ真の外伝!』とコメントをしていただけたことを更に嬉しく思いました。
そして、これから私が書こうとしているエピソードがまさに『明日夢(アスム)と努(ツトム)の物語』であったので驚きました。
もちろん主役は『仮面ライダー斬鬼』ですが(笑)その前に暁鬼編のエピソードを書きたかったのです。私も努は明日夢の影として描かれるのであろうと当時は思っていたのに結局は「鬼になるのは大変だよ」といいにきただけの人で終わってしまったので・・・。
柏倉恭三さんの思い描く『明日夢と努の物語』とは異なるかもしれませんが、書き終えた際にはぜひまたコメントをいただけたらと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
Posted by ニャーチ at 2007年02月19日 22:36
ニャーチさん、

あらためまして、はじめまして。
一昨年の拙日記にトラックバックとは失礼かとは思ったのですが、「読めた嬉しさ」が勝ってしまい、いてもたってもいられませんでした。

素晴らしい『外伝』をお書きになる方は他にもおられますが、ニャーチさんの作品が私としては一番読みたかったものでした。
余計なプレッシャーになってしまうかもしれませんが、続き、期待しています。
ただただ、ニャーチさんの思われるまま、お書きになって下さい!!
陰ながら応援してますよ〜!!
Posted by 柏倉末広亭 at 2007年02月21日 21:09
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Weblog: 『仮面ライダー響鬼『完全新生』路線 復活運動』
Tracked: 2005-10-26 03:01

仮面ライダー響鬼(ヒビキ) 三十七之巻 「甦る雷」
Excerpt: 音撃斬、雷電斬震!!キュイーンキュイーーン( ゚д゚)ノ斬鬼さん、復活祭ヽ(´ー`)ノ
Weblog: ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
Tracked: 2005-10-27 23:38

どこが響鬼? 響鬼三十七之巻「甦る雷」感想
Excerpt: 最近、桐矢にバカみたいと言った全国のとりあえず放送を見ている響鬼ファンの皆様鬼であるってことは感想であっちゃいけない・・・。
Weblog: CODY スピリッツ!
Tracked: 2005-10-28 00:07


Excerpt: 仮面ライダー響鬼『仮面ライダー響鬼』(かめんライダーヒビキ)は、2005年(平成17年)1月30日から2006年(平成18年)1月22日までテレビ朝日系列で日曜日8:00 - 8:30に全48話が放映...
Weblog: あのドラマに夢中!
Tracked: 2007-07-30 18:02